君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。


けれど、俺がいなくなった後に悲しまないで。


俺のために、泣かないで。

傷つかないで。


それだけが、心配で、気がかりだ。

俺は、きっと満足してこの世界から消えていくと思う。

それでも、残していく人を思うと心が痛い。


「ごめん、それでも…」


「俺は…逢が居る、世界で生きていたい」


代わりに死んでしまうとしても、俺は彼女が居ない世界で生きていくより、俺がいない世界でも彼女に生きて欲しいんだ。

自分でも、自分を馬鹿だと思う。

大バカ野郎だと思うよ。