そう願って泣いたことも 深い眠りに落ちていったことも ハッキリと昨日のことのように、というか俺にとっては昨日のことなのだから覚えていて。 俺に関わってきたみんなには本当に申し訳なくて、“ごめん”なんて言っても許してなんて貰えないのだろう。 それでも俺は、 逢のいない一生を抜け殻のように生きていくよりも 逢のいる世界で精一杯生きていきたい。 わかって、なんて言わない。 許して、なんて言えない。