俺は昔から人より容姿が整っているみたいで。
勉強も嫌いではないから、そこそこ出来たし、スポーツも得意だし。
相手には困ってなかった。
でも、高校に入って慣れない制服に身を包んで
「まぁ、適当に難なく過ごせれば」なんて思ってた時に
君に出逢ってしまった。
誰もが彼女を見ていた。
独特の雰囲気や、佇まい、何から何まで全てが綺麗で。
『雪白、逢です…よろしくお願いします』
ただ、少し寂しそうな表情と声色が、何だか気になった。
初めは、それだけだったのだけれど。
クラスのノリで連絡先を交換して、俺たちはどこか似ているところがあって、仲良くなるのにそう時間はかからなかった。

