「ゆな、おはよ」

「おはよう〜諒はいっつもカッコいい服装ですね〜」

そう言って机に突っ伏しているのは愛しい彼女のゆな。いつもふわふわしてる雰囲気をさらにふわふわさせながら目を開いたり、閉じたり。朝だから眠たいんだろう。

「ゆな〜起きてよ〜遊ぼーよ〜」

千智はいつも通りゆなにくっついてる。

「んんぅちさぁ…むりぃ…」

ゆなはたまに色んな人を色んな呼び方をする。そこも面白いんだけど。

「おい、座れー始めるぞー」

ゆなのせいでこの辺だけふわっとした空気が流れてるけどここは授業が始まる前の教室だから実はざわざわしてる。

ぴょんっ

「諒っ課題やった?わたしやってなかった!あの教授怖いんだっけ〜?!」

はあ

「いつも通りすぎて笑うわ、早く写せよ」

「ゆな、課題くらいちゃんと自分でやって来い」

「いづぅう〜〜だってね、眠たくってふわふわしてね、寝ちゃうんだよこれって何の病気かなぁ…?」

みんなからするとこういことを真剣に言うところが天然すぎて呆れちゃうほど可愛い。

「ゆなはそのままでいいよ〜」

「初奈〜すき〜」

「初奈はゆなに甘すぎ!」

「純夏はほんとゆなのこと好きだね〜(笑)」

「ゆな、終わった?」

「っ〜〜終わった!!ありがとう〜諒大好き愛してる〜」

「うるさい」

ま、だいたいがゆな、伊弦、真昼、純夏、初奈、理玖斗、千智といる。これが毎日のこと。ゆなの世話焼きして、周りの奴らと遊んで。それなりの大学生活してる。