詩集 風の見たもの

【暗香】

辺り一面真っ白に塗り尽くされた雪の日に、
何処で咲くのか梅の花。風が香りを連れてくる。

厳しい冬の終わり頃、姿無くともほんのりと
漂う香りが春を告げ、命の躍動呼び起こす。