「とにかく、人との接し方もこの実習を通して勉強中ってこと。女子高生にも美魔女にも興味も下心もねぇよ」



「安心した?」なんて意地悪く聞く瀬那に、私は素直に1度頷く。


安心なんて、きっとこの先ずーっと出来ない。
瀬那がある朝目覚めてとびっきりのブサイクになってたとしても、それでも瀬那の中身を好きになっちゃう人はいるはずだし。

まず、とびっきりのブサイクになることはないし。


……瀬那が興味なくったって、相手は分からない。ましてや、人の気持ちに「永遠」がないってこの歳になったら哀しいけど理解しなくちゃいけないし。


だけど、バカな私にも信じることは出来る。
瀬那のこと大大大好きな私だからこそ、どこまでもバカみたいに真っ直ぐ瀬那のこと信じていられると思うの。


瀬那の事だから、この先もちゃんと言葉にしてくれることなんて絶対 少ないんだろうけど、


その貴重なラブサインを私はぜーーったい見落とさないからね!!!