君がどんなに振り向かなくても好きだよ


ショッピングモールの外



「えっ!?」




買い物が終わり両手にスーパーの袋を持ってモールから外に出ると、なぜかそこにはさっき怒って帰ったはずの三国がいた



やけに拗ねている顔でこっちを見ている




え?



どういうこと?




『俺、先に帰るから!』って言って家の方向に帰って言ったのに…なんでここにいるの?




「あっ…」



もしかして誰かと待ち合わせとか?



あぁ、それだ



なんだ、びっくりした




私を待ってるんだと思った



そうだと分かればとっとと帰ろう



また、あんな変な気持ちになるのはごめんだし




トコトコとなんとなく下を向きながら家へと向かって歩き始めると、突然…



パシッ!



腕に暖かな感触が現れ始めた




え、なに?



その正体はなんとなく察していたが、やっぱり三国だ



私は少し動揺しながらも三国に言う



「な、なに?」




「……っ、、…たの?」




ん?



「ごめん、もう一回言って?今度はもう少し大きめで」



「だから、なんで止めてくれなかったのって聞いてんの!」



「止めてくれなかった?」




なにを?



なにを止めればよかったの?



というか、私今ものすごく重い荷物運んでるんだけど…気づいてるなら男なんだから持ってくれるぐらいしてほしい




これでも私結構華奢な方なんだから




なんて、今そんな呑気なこと思ってる場合じゃないか




三国結構拗ねてるし




「普通俺が帰ろうとしたら止めるじゃんか!」


「あぁ、…はい。すみません」



そうだったのか




知らなかった




というか、その涙目で言うのやめてほしい



私が悪いことしたみたいじゃん




いや、実際は私が結構ひどいこと言ったことから始まったんだけど…




まぁ、それは置いといて



「謝ったからもういいでしょ?私この後バイトあるから先帰るね。」




荷物も重いし




「え…」




ポカンとしてる三国は放って置いて…と




さて、帰ろう




あ、そうだ




「今日私バイトなんだけど、バイト終わったら三国の歓迎会しようと思うから今日の夜空けといてね」



「え……」



よし、ということで帰ろうかな



三国は放って置いて帰ろう



そろそろ時間も本当にギリギリになってきたし




用も済んだしね