君がどんなに振り向かなくても好きだよ

詳しいこと…



「買い物で今日の夕飯とついでにしばらく来ないようにトマトやもやしや味噌ともも肉、むね肉、ピーマン、茄子、あとそれから…」



「誰もそこまで詳しく説明しろっていってねえよ」



若干引き気味の顔



そんなにおかしいことは言った覚えはない




むしろものすごく真面目に答えたのに、なんか腹がたつ




なんで私が損した気分になってんだろう



「お前見た目とは違って変わってんなぁ」



「そう?私は一度も変わった行動したことないつもりだけど?」



「天然?」



「さあ?」



「…。」



「そういえばあんたはなにしに来たの?」



方向が同じってことは食材でも買いに行く気?



「逃げてきた」




逃げる?



なにから?



あ、



「もしかして女の子から?」



「そう」


おぉ、よく漫画で出てくるやつか



現実でも存在するんだなぁ



けど、



「チャラ男でしょ?」



「そこは関係ねえだろ。このスタイルは俺の趣味みたいなもんだよ」




え、そうなの?



片耳だけでもピアスが5個ぐらいつけて、髪は金髪で、服はなんか胸元がやけにはだけてるのにチャラ男じゃないの?



どこからどう見てもチャッラチャラなのに?



そもそもチャラ男ってなに?



あれ?



チャラ男とプレイボーイってどう違うんだっけ?




…まぁいいか



べつに私には関係ないし



「そういえば、お前名前は?」




「べつにいいでしょ。もう会うことないんだし」



「まぁ、それもそうか」



やけにあっさりしてる



いつもだったらしつこいぐらいなのに



嫌いじゃないけど、なんか新鮮



「なにしてんだよ!!!」




ビクッ!



びっくりした



いきなり後ろから大声あげるんだもん



って、誰?



チャラ男から聞こえた…訳ないし



じゃあ一体…



疑問になりながらも振り返ってみると、そこには知っている人の姿が肩で息をしている




あ、



「三国なにしてんのこんなところで」




私がそう言った途端、表情は変わらず三国の雰囲気というのかな、とにかく何かが変わった



はっきりとはわからないのに



なんでかな



ものすごく怒ってる気がする