君がどんなに振り向かなくても好きだよ

「おい、また俺の話聞いてねえだろ」



「…あははは、ごめんごめん、それでどうしたの?」



「…お前さぁ、その無理にテンション上げようとするのやめろ。腹立つ」



「…」



…どうやらこのチャラ男は私が偽ってることわかっているらしい




じゃあ、べつにいいか



私はヘラヘラ笑うのをやめるのとにした



「バレてたんだ」



「そりゃあな、気色悪りぃぐらいにな」




「生憎これが私なりの遠慮の仕方だから。ずっと真顔でいられると怖いって言われたことあるし」




「ふぅ〜ん」




「…」



「…」



沈黙が続く



「じゃあ私、用があるから」



「……俺もそっちに用があるから」



「…ふぅ〜ん」


まぁ、べつに用があるならなにも言わないけど…



「…。」



「…。」



この沈黙をどうにかしてほしい



だからと言って気を遣って話しかけるのも面倒だから私はなにも言わないけど…



「そういえばお前、ここはなにしに着たの?」



まさかそっちから話しかけてくるとは思わなかった



まぁ、気まずい雰囲気にならずに済んだんだけど




「買い物」




「いやそんなのここに来たんだから誰だってわかるだろ」




原町全体がショッピングモールといってもいいぐらいここには色々な店が建ってある



といっても飲食店はあまり見かけられないけど



それだからか、チャラ男は私が買い物に来たっていうことはわかっているらしい



たぶん、もう少し詳しいことを言えって言われてるんだと思う