私は携帯を閉じ、残りの準備を済ませ、眠りについた。 その日、幸せな夢を見たんだ。 私は、明日先生に 『もう、大丈夫でしょう。 明日から学校に行ってもいいでしょう!』 『ありがとうございます…!』 私は病気が治っていた。 そして、いつも通り学校に行っていた。 ―――とびっきりの、笑顔で。 でも、それはただの夢にしかすぎなかった。 現実になんてなるわけもなくて。