「ねぇねぇ蓮央、こんな可愛い子、どこから連れてきたの?」
「そこらへんフラフラしてた」
「はぁ!?それって誘拐したってこと?」
「ちげーよバカ。本人の了承は得た」
そうだっけ...?
半ば連れ去りだったような気もするけど?
...まぁ、ここはあえて言わないでおこう。
面倒になりそうだし。
零羅さんを合わせて、全部で6人か。
幹部がこれしかいないなんて、【桜蘭】とは全然違うね。
あそこは幹部が20人はいたと思う。
この人数でたくさんのメンバーをまとめているなんて、さすがというか何というか...。
「...おい、アンタ」
「......」
「呼んでんだろーが。無視すんな」
...え、私?
声の主を探すと、なんと歩だった。
この中で一番私に話しかけてこなそうな人が話しかけてくるなんて。
少しびっくり。
「あのー、何か...?」
「真浩のこと、どう見える?」
「...え?」
「真浩。お前から見て、どういう奴に見えんのかって聞いてんだよ」
真浩...?
それってあそこで諒真さんとお喋りしてる、あの真浩だよね?
どう見える、って...。
「か...可愛いなって思うけど?女の子が見たら騒ぎそうだなーって」
「...はぁ。だよな」
え、何でため息つくの?
そんなに呆れられるようなこと言った?
多分100人中100人が私と同じ答えを言うと思うんだけど?


