柔らかそうな髪の毛をアップにして、ラフな格好をしている綺麗な女の人。
目鼻立ちがくっきりしていて外人みたい。
その人は当たり前のように、圭太と蓮央の間に腰掛けた。
「おせーよ、零羅」
「ごめん、蓮央。さっきメール見たから。
...で、新しい姫ってどの子?」
「1人しかいねーだろ...。こいつだよ」
蓮央が私を指さすと、零羅という人の視線も私に移動してくる。
ジーッと見つめられること数秒。
品定めをするようなその視線から目をそらすことも出来ずにいると...。
「かっわいぃぃーー!!!」
「ぅえっ!!?」
喉元に飛びつかれて、呼吸困難。
く、苦しい...。
死ぬ死ぬ死ぬ、死んじゃう...。
軽く意識を失いかけた私に気付いたのか、慌てて身体を離してくれた。
「あ、ごめんね!!可愛くてつい!!」
「だ、大丈夫...」
「良かった良かった!名前なんていうの?」
「本田...咲誇」
「咲誇ちゃんね!あたしは零羅、20歳!!
蓮央の幼なじみだよ〜!!」
えっ...年上?
行動が子供すぎるから、てっきり同い年か年下かと思った。
見た感じはオトナだけど。
「ったく...お前が来るとうるさくなる」
「なによ圭太〜。愛しの零羅ちゃんが来てあげたのにっ!!」
「はいはい、そりゃどうも」
圭太がポンポンと零羅さんの頭を撫でると、彼女はとても嬉しそうに笑った。
可愛い。
...もしかしてあの二人、付き合ってる?


