「今朝、お前が来る前。奈緒から全部聞いた」 「聞いたって何を...?」 「お前が、陰で奈緒を虐めてたことだよ!!」 ガンッ!! 机の足を思いっきり蹴飛ばす翠斗。 同時に、私の手から写真がひらりと落ちた。 ねぇ、翠斗...。 どうして、そんな顔するの...? 怒り、憎しみ、拒絶。 たくさんの負の感情がこもった顔...。 ううん、翠斗だけじゃない。 ここにいるみんなが。 私を囲み、睨みつけている...。