「えーとさ、どういうこと?
彩香ってこういう漫画が好きなわけ?」
「好きっていうか...。
それ読めば、いつもは面倒な季壱とのラインも少しはやる気出るかなって程度だよ」
「たとえが分かりづれーよ!!
つーか俺とのライン面倒だったの!?
だからいつもスタ爆だけだったの!?」
「......えへ♡」
「今更可愛く言っても遅いわ!!」
「だって面倒なものは面倒なんだもん」
「開き直んなよ!!」
ガーーン...
わりとショックだぞ、これ。
付き合って半年の彼氏である俺とのラインより、こんなペラッペラなキメ顔男のほうがうわてだったなんて。
あなどれないな、『週刊びーえる』...


