しかーーし!!!
そんな辛い日々を乗り越え、俺はやっとのことで幸せを手に入れたのだ!!
俺にもやっとハッピースウィートラブラブデイズが訪れる...。
ふふふふ。
やばい、ニヤけが止まらないぞ。
緩む頬をそのままにしていたら、いつのまにか亮介が引いていた。
「一人でニヤニヤすんな、気持ち悪い...」
「亮介。分かる、分かるぞ、お前の気持ち。
学年一可愛い子が俺に告ってきたという事実が受け入れられないんだろ?」
「くっ...!
そ、そうだよ、何で美和(ミワ)ちゃんがお前なんかとぉぉ!!」
ガクリと膝を両手を地面につけてうなだれる亮介。
_| ̄|●←まさにこんなポーズ。
亮介には彼女がいない。
いや、正確には、2ヶ月付き合ってた彼女に浮気されて別れた。
かなり美人の彼女で、よく自慢してきたものだったが、まさか魔性の女だったとは。
俺も亮介も女性不信に陥りそうになったものだ。
まぁ、俺は現在、付き合って1ヶ月の彼女が出来たわけだが...。
「きっと、辛い修行に耐えた俺への神様からのすばらしい贈り物なんだろう。
悪いな亮介。俺はどうやらワンステップ先に進んでしまいそうだ」
「マジでうぜーなお前...」
いや、お前がかつて俺に言ったセリフだよ。


