夜待つ星はきみ色に光る





あの時、もう離婚しようと思っていたのかな…お母さん…




ごめんね、どうしようもない娘で。






だき抱えるほどの大きさじゃないけれど、私はそれをぎゅっと抱きしめた。そして数歩歩いて自分の机の左端に座らせる。




ふと、手が引き出しへ向かった。無意識と言ってもいいくらい自然に、引き寄せられた。





引き出しの中に入っていたのは、家族写真。もちろん写っているのは、お母さんとお父さんに挟まれた私。





久しぶりに仕事がないからと、何も無いのにわざわざ撮ってもらったやつだ。



やっぱり…




やっぱり…、と私は心の中で繰り返す。お父さんは私たちのことを考えてくれてたし、できる限りのことをしてくれた。




そこには確かに愛情があって、彼は彼なりの方法で家族を愛していた。








だから、だからこそ私はお母さんが許せなかったんだ。そんな家族を裏切ってしまったお母さんを。