夜待つ星はきみ色に光る




怖くて、寂しくて、嫌われたくなくて。



今まで人と衝突するのを避けてきた。




私の言葉は、人を傷つけるかもしれない。嫌われてしまうかもしれない。



そう思うと、何も声にならなかった。




それはすべてあの日に繋がる。何のためらいもなく口から出た言葉が、二人の人生を変えてしまった日。





「私は、怖い。自分の気持ちを伝えるのが。」





今まで誰にも言えなかった想いが、こぼれ落ちる。





今日初めて喋ったはずなのに、どうして一ノ瀬くんには言えるのだろう…。




ううん、全部そうだ。




彼の不器用さにこぼした笑いも、彼の言葉にふと叫んだ私も、今までならありえない。


なのに、私は簡単にできてしまった。




不思議なひとだと思う。一ノ瀬くんは本当に不思議だ。





「変わりたい?」



ふと口を開いた一ノ瀬くんに、いつの間にか伏せていた顔をはっと上げる。




「変わる?」




「わかんない…」