ダガン「やはりか....
早く戻すように言いな。」

燎「はい。
シヴィル、魔道を戻してくれない??」
シヴィル「なんで?ミコはこれを望んだんじゃないの??」

説明が難しいな.....

燎「私がしたいのは復讐じゃないの。あのベル奴自分の力でギャフンと言わせたいの。」

あえて、自分の力というフレーズを強調した。

シヴィル「そうだったの....ごめんなさい。」

落ち込んでいらっしゃる.....

燎「シヴィルのしてくれたことは嬉しいよ!けど、気持ちだけで充分伝わったよ!」

シヴィル「本当??」

燎「えぇ(ニコッ」

シヴィル「良かった!じゃあ、戻すね!」

シヴィルは目を閉じるとすぐに目を開けた。

燎「??」

シヴィル「戻したよ!!」

燎「えぇ!!はや!!」

ダガン「おや、戻ったね。」

ダガンさんにわかるのか.....

エトワール国に向かった。

ダガンさんの売り物は飛ぶように売れていった。というのも、私のせいみたいだが.....。

街男「妖精を連れてるお嬢さん!!この品物はいくらかい?」

燎「えーっと、50レンになります。」

街女「こっちはいくらかしら?」

燎「こちらは70レンです。」

表記してるけどな.....

燎「ダガンさーん(泣
助けてくださーい。」

ダガン「すまんねーこっちは手が離せないんだ。」

うわーん!!

くっそ忙しいー

ほんの30分で売り切れた。

燎「いつもこんな感じなんですか?」

ダガン「まさか、いつもは30分で5個売れたらいい方だよ。」

どういうこと??

ダガン「あんたのおかげだよ。

私たちの目には妖精は見えないんだ。詳しくいえば光の玉としてやっと目視できるかできないかだ。妖精が2人いればひとつの光が見える感じだ。ところが、リョウの周りには数え切れないほどの光が目視できる。一体何人妖精がいるのやら。」

ざっと数えた感じだと100以上はいる....

燎「あの、一般人にとって妖精とはどういう存在なんですか?」

ダガン「人生で1回見れば幸福が訪れる。2回見れば富が得られる。3回見れば不治の病が治る。と言われているよ。」

それって結構レアなのでは??

周りを飛んでる妖精達はそれを知ってか知らずか私に笑いかけてくれる。

私は苦笑いだ。