私は逃げるように走った。

少し走れば街があり、栄えていた。

そんな光景をも無視して、近くの森の中に入った。


月明かりを頼りに私は木の根っこに気をつけて森の中を歩いた。

燎「ここ、どこだろう....?」

すると、少し先の方に光が見えた。

そこに向かって歩いた。

光の正体は、大木だ。大木の周りを泉が囲んでいる。

燎「木が...輝いてる....。」

泉なんか気にせず、私は水に濡れるのもお構い無しに大木に近ずき、大きな木の根っこの間に入り、眠った。