一人残された私はどうしたら.....

後から声をかけられた。

赤のローブの人だ。

赤い人「初めまして。ミナと申します。お部屋にご案内致します。」

......。

燎「気をつかなくても大丈夫です。」

ミナ「し、しかし、魔法陣の中に入れたということは貴方様も女神様の可能性はございます。」

燎「あのベルって人は愛菜を選んだんです。私にはもう関係ありません。
....ちなみに、帰れますか?」

期待を込めたがミナさんの顔は俯いた。

燎「ですよね。」

ミナ「今日はお部屋の方でお休みになってください。」

私は言われるがまま部屋に案内されて、体を流した。

お風呂上がりに鏡を見ると....

燎「え....」

私の髪は黒に染めていたはずなのに.....地毛の銀髪に戻ってる....。

燎「なんでだろう.....水が原因なのかな?」

何か嫌な予感がする....。

ベルってやつはきっと愛菜の容姿を見て女神だと言ったに違いない。

愛菜は私の真似をして銀髪の染めていた....

と、いうことは....面倒なことになりそうだ。

私は本能に従い、自分の服に着替え直して、部屋の窓から外に出た。

2階だったため木をつたって降りた。