「おぉ!!成功だ!」

「これで世界が助かる!!」

誰かが口々に何かを言っている。

成功?助かる??

目をそっと開けると、紫のローブを着ている人が円をかくように周りを囲んでいた。

愛菜が私に抱きついている。

愛菜「な、なに??....え...」

言いたいことはすごくわかるが、離れてほしい。

ローブの人達の奥から白いローブを着ている人が出てきた。

白い男「ようこそ!女神様。私はベル・ティンガーと申します。以後お見知りおきを。」

女神??

ベル「おや?お二人いらっしゃいますね....。どちらが女神様でしょうか....。」

名乗った男、ベルは私と愛菜を交互の見た。

そして、ベルが選んだのは.....

ベル「貴方様が女神様ですね。神名は?」

愛菜「あ、アイナ....です。」

やっぱりか…分かっていた結果だ。

愛菜はベルに手を取られて引っ張られるように行った。

私のことは無視ですか...。