第一話 ー始ー
僕は高校一年須藤 暁(すどう あきら)。
森林に囲まれた少し奥地にあるこの片瀬(かたせ)高校学校に入学してから数ヶ月、僕は毎日充実した普通の高校生活を送るはずだったーー。
放課後、僕は先輩に呼び出され、学校が所有している裏山に来ているのだが……。
グルルルルル
今僕の目の前にいるのは、巨大なモンスター。ドラゴンとうさぎを掛け合わせたような、青色の、羽の生えた、うさ耳のついた、学校の裏山にいる、モンスター……。
この学校、一体どうなってるんだ!?
いやまて、冷静になろう。
まずは、こうなった経緯を話そうか。
そう、それは入学式の日のことーー。
かねてから入学したかった、とかそんな理由じゃない。なんとなく、家から近いこの学校を選んだ僕は入学式を迎えた。
今では主流となったSNSで、新高校一年生のメンバーとつながっていた僕は、入学式にぼっちになることもなく、同じクラスに気が合う友達もいた。
一番仲良くなったのは、メガネで顔面偏差値上の下くらいのそこそこモテそうな茂木 勇人(もてぎ はやと)。
背も僕と同じくらいってことは170くらいの長身だ。
僕はパーリーピーポーみたいなテンションの人間とは昔から釣り合わない質で、その点で言えばこのメガネ君はノリがいい割にはおふざけの過ぎたことは言わないいいやつだ。
「須藤は何部はいるの?」
入学式、確かに気になることと言えばそのことだろう。
このあと午後から希望参加の新入生歓迎会兼部活紹介がある。
基本的にはみんな参加するんだろうけど、
僕はーーいかない。
「僕、部活とか嫌いなんだよね。
団体行動が苦手なタイプで」
「あーわかる。
俺は大学進学も視野に入れて、運動部キャプテンくらいまでは頑張ろうと思ってるけど」
「確かに茂木はスポーツ出来そうだな」
「須藤も一緒に運動部見学行くか?」
「パスパス、そんな時間あるなら帰って寝てたい」
「そっか、じゃあ俺見学いってくるわ」
「おう、また明日な」
お互い別れを告げて僕は昇降口へ、茂木は体育館へと向かった。
1年生の教室は三階、2年生は二階、3年生は一階である僕らの学校。僕は三階から一階へと荷物を持って、帰ろうとした。
バタバタバタバタバタ
……?
その時、足音が後ろから迫ってきて振り返ろうとしたらその足音は僕に思いっきり突進してきた。
僕とその突進してきた人は廊下に倒れ込んだ。
「〜〜一体何なんだよ……。」
まったくどこのどいつだ、とばかり怒りに満ちた眼差しを向けた先には、長い黒髪の美人な顔立ちの女の人がいた。
僕と彼女は向かい合わせになり、僕は怒るのも忘れて彼女の顔に見入ってしまった。
……これが、僕の高校生活が変わった一瞬だったんだ。
第一話 ー終ー
僕は高校一年須藤 暁(すどう あきら)。
森林に囲まれた少し奥地にあるこの片瀬(かたせ)高校学校に入学してから数ヶ月、僕は毎日充実した普通の高校生活を送るはずだったーー。
放課後、僕は先輩に呼び出され、学校が所有している裏山に来ているのだが……。
グルルルルル
今僕の目の前にいるのは、巨大なモンスター。ドラゴンとうさぎを掛け合わせたような、青色の、羽の生えた、うさ耳のついた、学校の裏山にいる、モンスター……。
この学校、一体どうなってるんだ!?
いやまて、冷静になろう。
まずは、こうなった経緯を話そうか。
そう、それは入学式の日のことーー。
かねてから入学したかった、とかそんな理由じゃない。なんとなく、家から近いこの学校を選んだ僕は入学式を迎えた。
今では主流となったSNSで、新高校一年生のメンバーとつながっていた僕は、入学式にぼっちになることもなく、同じクラスに気が合う友達もいた。
一番仲良くなったのは、メガネで顔面偏差値上の下くらいのそこそこモテそうな茂木 勇人(もてぎ はやと)。
背も僕と同じくらいってことは170くらいの長身だ。
僕はパーリーピーポーみたいなテンションの人間とは昔から釣り合わない質で、その点で言えばこのメガネ君はノリがいい割にはおふざけの過ぎたことは言わないいいやつだ。
「須藤は何部はいるの?」
入学式、確かに気になることと言えばそのことだろう。
このあと午後から希望参加の新入生歓迎会兼部活紹介がある。
基本的にはみんな参加するんだろうけど、
僕はーーいかない。
「僕、部活とか嫌いなんだよね。
団体行動が苦手なタイプで」
「あーわかる。
俺は大学進学も視野に入れて、運動部キャプテンくらいまでは頑張ろうと思ってるけど」
「確かに茂木はスポーツ出来そうだな」
「須藤も一緒に運動部見学行くか?」
「パスパス、そんな時間あるなら帰って寝てたい」
「そっか、じゃあ俺見学いってくるわ」
「おう、また明日な」
お互い別れを告げて僕は昇降口へ、茂木は体育館へと向かった。
1年生の教室は三階、2年生は二階、3年生は一階である僕らの学校。僕は三階から一階へと荷物を持って、帰ろうとした。
バタバタバタバタバタ
……?
その時、足音が後ろから迫ってきて振り返ろうとしたらその足音は僕に思いっきり突進してきた。
僕とその突進してきた人は廊下に倒れ込んだ。
「〜〜一体何なんだよ……。」
まったくどこのどいつだ、とばかり怒りに満ちた眼差しを向けた先には、長い黒髪の美人な顔立ちの女の人がいた。
僕と彼女は向かい合わせになり、僕は怒るのも忘れて彼女の顔に見入ってしまった。
……これが、僕の高校生活が変わった一瞬だったんだ。
第一話 ー終ー
