「はぁ?何で私が」


むしろアンタが私に仕えろっ!


「年下が年上の使用人だ。当たり前のことだろ」


つくづくムカつく野郎だ。


「あんた何歳?」


絶対中学生のクソガキだ。


「17」


同い年じゃん。


「私も17何ですぅ。同い年でーす」


「学年的には俺の方が上だから。早生まれなんだよ。残念だったな、ブス」


このヤローー!!


・・・。


1度冷静になろう。


こんな頭に血が上ってたらまともに会話ができやしない。


よし。


状況確認だ。


今、この性悪は私にこう言った。


〝使用人になれ〟


と。


そして、同い年だということが判明した。


そして、私は4月2日生まれ。