「放っとけるわけないだろ?俺ん家でよかったら来いよ」


…拓也の家……。


「俺、姉ちゃんいるからさ。姉ちゃんに頼んで姉ちゃんの部屋で寝れるようにするし」


お姉さんか…。


それなら絶対安心だよね。


ここにいるより……。


そしてなにより、家に帰るより全然いい。


拓也だって信頼できる人だから……。


「じゃあ…お言葉に甘えて……」


「じゃあ俺ん家行こっか!」


拓也に会えてよかった…。


拓也じゃなかったら、見捨てられてたかもしれないもん。


「ま、目の前なんだけど」


と、公園の目の前の家に入った。