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「んー…」
目が覚めたら天井が視界に入った。
体を起こしたら、椅子には性悪が座ってた。
私はベッドの上。
何で?
音を立てないようにそっとベッドから降りたつもりだったけど、落ちてた雑誌を蹴り飛ばしてしまった。
おかげで性悪の目もパッチリ。
「お前、寝顔までブスだったぞ」
はぁぁ!?
「見ないでよ!!」
しかも寝顔 〝まで〟って何よ!!
「ベッドに運ぶときに見えたんだよ。しょーがねーだろ?こっちだって見たくねぇよ」
はぁぁぁぁ!?
「朝から怒らすなー!!!」
「いーじゃねぇか。低血圧が防げて」
ウザイウザイウザイウザイウザイウザイウザーーイ!!



