性悪はそう言って席を立った。
性悪がどこかへ行ってから、satomiがようやく口を開いた。
「あゆー、やめときなよ。キミと翼、兄妹じゃなくて恋人たちでしょ?」
バレてる。
でも、嬉しかった。
私と性悪、カップルに見えてるんだ。
「可哀想だよ。あゆには他にも男いるでしょ?」
……他にも男がいる?
なのに性悪にベタベタしてたの?
何、この人……。
「んー、でもぉ、キスシーン以降、なぁんか好きになっちゃったんだぁ。キス、すごく上手くて」
っ!?
「それにすごく優しくてさぁ」
…板垣あゆが……。
ライバル…?
そんな……。
「キス以降?あのキスシーン、あゆが提案したんでしょ?角度で誤魔化すのはやめようって」
性悪がどこかへ行ってから、satomiがようやく口を開いた。
「あゆー、やめときなよ。キミと翼、兄妹じゃなくて恋人たちでしょ?」
バレてる。
でも、嬉しかった。
私と性悪、カップルに見えてるんだ。
「可哀想だよ。あゆには他にも男いるでしょ?」
……他にも男がいる?
なのに性悪にベタベタしてたの?
何、この人……。
「んー、でもぉ、キスシーン以降、なぁんか好きになっちゃったんだぁ。キス、すごく上手くて」
っ!?
「それにすごく優しくてさぁ」
…板垣あゆが……。
ライバル…?
そんな……。
「キス以降?あのキスシーン、あゆが提案したんでしょ?角度で誤魔化すのはやめようって」



