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私の〝名案〟を成功させるのに必要不可欠なのは学力。
今から必死に勉強するんだ。
何があっても、もう諦めないもん。
「おい。晩飯は?」
例のごとく、ノックなしに勝手にレディの部屋に入ってきた性悪。
「ごめん、作ってなかった。見ての通り勉強中なの」
何としてでも学力つけなきゃ…。
だから…。
「お願い、性悪。勉強教えて!」
結局性悪に頼るしかない。
だって、沙羅とお茶してから帰宅し、約5時間。
その五時間を全て勉強につぎ込んだのに、何にも分かんないんだもんっ!
あの少しで夏休み終わっちゃうよ…。



