同居人=アイドル 同居人≠彼氏 ~性悪アイドルに恋しちゃいました!?~

「スイーツ、取りに行こーぜ」


店員さんが離れてから、仁が言った。


「うん!」


スイーツを取るコーナーには、色とりどりの美味しそうなスイーツたちが並んでる。


チョコだらけのケーキや、ベリー系のケーキ、パフェにクレープ。


夢のようだ。


「美味しそ~っ」


そう言いながら、色んなスイーツをお皿にのせていく。


気づいたらお皿は三皿に渡り、どれもところ狭しとスイーツがぎゅうぎゅうに乗ってる。


とりあえずこれ席に運んで食べなきゃ。


お皿を落とさないように慎重に自分の席に戻る。


先に戻ってた仁が、私のお皿を見て目を丸くする。


「それ全部一人で食うの?」


そんな驚かなくても。


「そうだよ?」


いただきますと呟いてさっそく可愛いスイーツを口に運ぶ。