沙羅はまだまだ時間がかかりそう。


皆何でそんなに超高速ウォータースライダーがやりたいのかわからない。


大行列を作ってまでやりたいものなのかな。


絶叫マシーンが好きな私でも、やっぱり超高速ウォータースライダーは無理だな。


「ねぇ、お姉さん」


日陰で涼んで沙羅を待ってると、声をかけられた。


「はい?」


声の主の方を見上げると、見知らぬ男が3人立っていた。


3人ともヤンキーっぽい髪型。


危険。


とっさに判断して、その場を立ち去ろうとした。


だけど、それをさせてくれなかった。