「乃愛見て!どう!?」


試着室から沙羅が出てきた。


「よくお似合いですこと」


ナンパ目当ての男に引っ掛からなかったらいいけどなぁ。 


「そぉ?じゃあ私これにしよっと」


そう言って、さっさと試着室の中に戻る沙羅。


かなり気に入ったみたい。


そして、元の服に着替えた沙羅がと入れ替わって私が試着室に入る。


着替えてから鏡を見ると、あんまり似合ってないように見えた。


「沙羅ー。どうかなぁ」


沙羅は長らく親友やってるだけあって、似合ってなければバッサリそう言ってくれる。


もちろん、その逆も然り。


「いーじゃん!似合うよ!」


沙羅がそう言ってくれるなら大丈夫だよね。


よし、これにしよう!


水着も決めたところで、全力でプール楽しむぞっ!