「・・・ん?」


「日向って・・・チャラくないんだね」


初めて会った時は、軽くてチャラチャラしているのかな?って思ってた。


でも、今は優しいなって思う。


「そんな風に思われてたんだ・・・」


ちょっと怖かったし・・・


でも、今はだいぶと慣れたのか怖くなくなった。


「俺は一途だよ?佐伯真司がいたらさ、俺なんか入る隙ないなって思ってたんだけど、伝えたかったから、気持ち」


「そうなんだ」


あっという間に家に着いた。


「じゃあ、また明日な?」


「うん、またね?」


手をヒラヒラと振って、日向の背中を見送って、家に入った。


・・・真司と仲直り出来るといいんだけど。


不安と期待が入り交じる。