「好き」という気持ちが抑えられない

いよいよ当日になった。

「うぅ……。緊張して眠れなかった……。いやいや!しっかりしろ、私!」

私は、気合を入れ直し集合場所へ急いだ。

すると、二人ともすでにもう来ていた。

見ると、すごくおしゃれしててかっこよかった。

やばい……!!

こんな人たちの隣歩くの……!?

私、すごく罰当たりじゃない・・・!?

私は、足を止めた。

「ねぇ……。君一人?可愛いねぇ!俺たちと遊ぼうぜ!」

え……?

ナンパ……!?

私は、腕を掴まれ振り払おうとしたが振りほどけなかった。

「ほら。こっち行こうぜ!」

やだ……!

怖い……、助けて……!!

「おい!!俺の連れに何してくれてんの!?」

すると、海くんと深夜くんが私の手を引っ張り抱き寄せた。

「な……なんだよ!てめぇら!!」

「そっちがなんだよ!!!!」

二人ともすごい気迫だった。

「チッ……!!あっち行こうぜっ……!」

そう言い、彼らは去って行った。

「大丈夫だったか!?咲夜ちゃん!?」

海は、心配そうに私に聞いた。

「大丈夫だよ!ありがとう!海くん、深夜くん!今度は、私が助けられたね!」

私は、笑顔で笑った。

「……!?はぁ……。お前は、なんて格好してんだよ!」

え!?

格好!?

「へ……変だった……?」

私は、少し落ち込んだ。

「いやっ……!違くて、すごく可愛い。」

二人は、顔を真っ赤にして私を見た。

その顔に、私は嬉しいはずなのにその笑顔に急に恥ずかしくなってきた。

「あ……ありがとう。」

私たちは、歩き出し映画館に向かった。

よく行く映画館で距離も近いはずなのに、緊張してて歩く道のりがいつもより長く感じた。