「なるほど……。初めてできた友達で、初めて学校以外で会うけど服がない……ってこと?」

「はい……。私、ファッションに詳しくなくて、でも初めてできた友達にみっともない姿見せたくなく

て……。で、なんで泣いてるんですか……!?」

私は、その話をしたら店員さんは泣いていた。

「この時代にこんな子がいたなんて……!私、感動したよ!ぜひ、私に選ばせて!最高に可愛い格好にし

てあげる!!」

「あ……ありがとうございます……!!」

そう言い、私の服選びがスタートした。

「初めてってことだから、服はあまり盛らずシンプルに可愛い感じのコーディネートにしよう!」

そう言い、店員さんは服をとってきて色々試着した。

「薄い青のスカートなんてどう?ミニ過ぎず、中間ぐらいの短さで、白のブラウスとかで切ると爽や

か可愛いコーデになるし!なんなら、ピンクのワンピースに白いカーディガンなんてどう!?」

店員さんが、色々服を持ってきてファッションショーが始まったような感じになった。

「うん……!これが、一番いいね!これにしよう!髪も結いであげるから、教えてあげるね!」

「ありがとうございます!!」

私は、感謝でいっぱいだった。

嬉しいなぁ……。こんな、優しい店員さんが世の中にはいるんだ。

怖いイメージしてて、ごめんなさい……。

私は、心の中で全国のアパレル店員さんに謝った。

これで、服も買えたし明日はきっと大丈夫!

私は、ちゃんと店員さんにお礼をして帰って行った。

「ふふっ。可愛いお客さんだったな……。また、会えるかな……。」

そう言い、店員さんは微笑み呟いた。