「う……ん…?あれ…?私、寝てた……?」

私は、目を覚まし体を起こした。

あれ……?

足が重い……?

見るとそこには、深夜が私の足の所に手を置き、体重をかけて眠っていた。

え……!?

なんで深夜がここに……!?

ていうか、近い…!!

「ねぇ…。深夜起きて…!」

私は、深夜を起こそうと体を揺すった。

「う……ん…。もう、限界……。……咲夜。」

え……!?

私の名前、今呼んだよね…!?

私の夢…、見てくれてるんだ。

「て、何嬉しそうにしてるの!?私!駄目駄目っ!!絶対に許してやんない!!」

「許してくれないの?夢の中ではあんなに好きって言ってたなのに。」

深夜は、目を開けこっちを見ていた。

「な……!?たぬき寝入りしてたの!?ていうか、なんで夢で言ったことを知って……!」

あっ!?

やばい!つい言葉に出しちゃった……!!

「べ…!別に!深夜のこと好きじゃないからね!」

「……。いや、嘘だ!あんなに好きって連呼してたし!」

「え!?私、そんなに好きって何回も言ってた!?」

私は、思わず反応してしまった。

「嘘。でも、今信じたってことはやっぱり好きなんだね?」

深夜は、顔を近づけてきた。

やばい…!

またキスされる……!?

私は目をつぶった瞬間深夜は、私の頭を優しく撫でた。

「悪かったな…。変なこと聞いて……。」

そう言い、深夜は帰ろうと鞄を肩にかけ立ち上がった。

「ま……待って…!!」

私は、急いでベットから起き上がり、深夜の背中にとびついた。