風邪を引いてしまった……。

私は、あの後家に帰り翌朝風邪を引いてしまった。

「はぁ……。これじゃ学校行けないな…。」

でも、風邪引いてよかったかもしれない。

あのなこともあって気まずいし……。

そう思い、私はベットに横になった。

チクタク　チクタク

時計の音が聞こえ、部屋がいつもより静かに聞こえる。

「はぁ……。なんであんなこと言っちゃったんだろう……。」

その時、私はいつの間にか眠ってしまい夢を見ていた。

「ごめん。俺友達をやめたい。これで、終わりにしよう！」

そう言い、深夜は背を向け遠くへ行ってしまう。

「待って……。行かないで……。深夜！！」

その時、私はやっと目を覚ました。

うなされていたのかすごい汗だった。

「大丈夫か……？咲夜。」

……ん？

なんで、深夜がここに……？

あぁ……。

私まだ夢の中なんだ……。

今なら、伝えてもいいよね？夢の中なんだから。

「深夜どこにも行かないで……。私、深夜のこと好き……。」

私は、深夜の服の裾を掴んだ。

「ふふっ……。深夜顔真っ赤……！夢の中は、やっぱりいいな…。」

そう言い私はまた、眠ってしまった。

「……。はぁ…！！そんな無防備な顔見せるなよ…。やっぱり、海を連れてこなくてよかった…。」

そう、これは夢ではなく現実だった。

解説すると、30分前咲夜の家に訪れた深夜がインターンフォンを押しても誰も出なく、玄関が開いて

ることに気づき、もしかしたら倒れてるのかと思い急いで家の中に入ったきたのだが……。

咲夜は、ぐっすり眠っていたというわけ。

「はぁ……。心配させやがって……。」

そう言い、深夜は頭を抱えこんだ。

「とりあえず、起きるのを待ってるか……。」