「あぁー。今日も話せなかった。」

私は、肩を落とし鞄に教科書をいれ帰る支度をした。

なんで、私はこんなに駄目な人間何だろう……?

そう、私は極度の人見知りなのである。

話しかけても、声が出なく、次第に周りに避けられるよ

うになった。

「うぅー。私の高校生活が灰色に……。」

私は、呟き廊下を歩いていた。

ザワザワ ザワザワ

ん……?

あっちの教室騒がしくない……?

私は、その教室を覗いてみた。

すると、喧嘩が起きていて今にも殴りあいの喧嘩になり

そうな展開だった。

えぇー!?

どうしたの、この状況!?

「てめー!何言ってんの!?お前は、そうやっていっつ

も黙ってるよなぁ!この根暗!うざいんだよ!」

まるで、自分に言われたかのように胸が苦しくなった。

でも、言われてる男子生徒の方がずっと……。

私は、段々腹が立ってきた。

「お前、明日から学校来るなよ!目障りだから!」

そう言った男子生徒は殴りかかってきた。

私は、言葉より体が勝手に動き私はその子をかばり、殴

られた。

「!?な……!なんだよお前!そんなやつ庇うなん

て……!そこ、どけよ!」

「ど……どきません!!手をあげるなんて、そんなの駄

目です!」

辺りは、ざわついた。

「先生ー!こっちで喧嘩が起きてますー!」

ひとりの、生徒が先生を呼んできた。
 
「チッ!行くぞ!」

そう言い、殴った男子生徒は去ってった。