魔法少女ゆめみ♡

目の前に大型のトラックが猛スピードを出して走っていった。
はぁはぁ。危なかった…。
もし、さっき「危ない!」って言われなかったら…今頃私は…私は…私…は。
カタカタと震える体。
「大丈夫?」
そう声をかけたのは安中さんだった。
「あん…なか…さん。」
手を見ると包帯がまいてあった。
私がゆめみに頼んでつけられた傷。
「助けてくれて…ありがとう。」
「いいのいいの。」
「あれ?けど、安中さん。学校は?」
「あー。ちょっと寝坊しちゃったので今から向かうところです。ゆゆ…さんは?」
「あ、えっと。これから色々やることがあるから先に行ってて。」
「分かりました。」
そう言うと安中さんは学校へ向かった。