魔法少女ゆめみ♡

背が小さい歩美はいつも何をしても可愛かった。
小さいけど心強く頼りになる存在だった。
そんな歩美にいつも私は頼りっぱなしだった。
サイレンの音が虚しくなるだけで歩美の目は覚めない。
「病院につきました。早く。彼女を。」
ガラガラと歩美は運ばれていく。
「お友達はそこで待っていてね。全力を尽くすから。」
その人の言葉を信じるしかなかった。
ねぇ。私は歩美がいなければ何も出来ないよ。
ピロリン
メールの着信音がリュックから聞こえた。
いつもは携帯なんか持って いかないのに何故かリュックに入っていた。