でもその金髪男は。 謝るどころか。 「は?なんで俺が謝らないといけねーの?こんなたかがCD数枚で」と呟くともう1枚地面に落ちていた少し欠けたDVDの方をつま先で軽く蹴ったのだ。 そこで私のキレ具合は絶頂期に達し。 「は?」 私はホコリを払い立ち上がる。 「たかがCD数枚?ふざけてんの?!」 私は金髪の胸ぐらを掴んだ。 甘く香る香水みたいな香り。 「そーだよ、たかがCD数枚に何キレてんの?」 私の手を掴み、襟元から離す金髪。