ななが目が覚めたときはもう真っ暗だった







「…こ、ここは?」







保健室だよ。具合はどう?







「…さっきよりはいいかな」








そっか…… 俺、めっちゃ焦った。ななが倒れたって聞いて…ほんとに焦った







「…ご、ごめんね」







うん。ななが無事ならそれでいい…







でも、もう無理するな。








これだけは言っとく俺たちは迷惑なんかこれっぽっちも思わないから、だから砂田でも俺でも誰でもいいから、具合が悪かったら言ってくれ…









「ご、ごっ、ごめんな、ざぃ」









「うっ、ぅわぁぁぁぁぁんひっ、ひっぐ、ひっぐ」