「おー、凪(なぎ)!ちょうどよかった」 階段を降りきったところで先生に出くわした。 先生は嬉しそうに笑いながら、ついて来いとでも言うように、手招きをする。 断ることもできなくて、先生に続いて職員室に入る。 …何となくだけど、すごく悪い予感がする 「はい」 先生はにっこりと微笑みながら、茶色い封筒を私に差し出す。