五時間目、六時間目も教科書を見せてもらって授業を受けた。 そこでは特に会話とかはなくって、尊弥は時々伏せて寝たり、私も真面目にノートをとったりしてた。 帰りのHRまで席はくっついたままだったけど、もうその頃には最初に感じていた気まずさなんて感じなくなっていた。 六時間目が終わって先生が出ていくと同時に担任が教室に入ってくる。 担任は入ってくるなり、こちらの方を向いてにたりと笑う。 ...なんか、嫌な予感がする 先生はそのままこちらに歩いてくる。