その返事に尊弥を見る。 黒板を見つめる尊弥の横顔はやっぱり少し笑っている。 『よく寝れた』 この雰囲気に乗っかって私もちょっとふざけてみる。 尊弥は私の返しをみて余計に笑っている。 『何しに来たんだよ』 文字のところをトントンと指でたたきながら、 満面の笑みで私の方を見る。 その笑顔の中にとーやの面影が見え隠れする。 笑うとくしゃってなるところなんてとーやそのものだね