午前中は、法律相談が立て込んでいてバタバタと時間が過ぎて行き、あっという間に昼休憩の時間になった。
昼からの英気を養うが如く、私は後輩事務員と事務所近くのカフェでランチを食べてる最中だ。
「午前中、すごく忙しかったですね」
後輩事務員がそう言いながら、運ばれてきた出来立てほやほやの海老のトマトクリームパスタを一口頰張った。
「今日は一日、こんな感じかもね」
「なんか東條先生がうちの事務所に来てから忙しくなりましたよね」
「え? あ、うん。そうかもね」
不意打ちの彼女の“東條先生”発言に私は動揺をしてしまって思わず、熱々のチキンドリアを食べていた手を止めた。
「東條先生って、カッコ良くて人望も厚くてそのうえ仕事ができるパーフェクトな男性で。あのちょっとクールな感じもいい! ああいう人の彼女ってどんな人なんですかね? なんて、興味ありません?」
「あぁ、うーん、どうだろうね……」
「まぁ、あのレベルだと相手は家柄のいいお嬢様育ちの綺麗な方なんでしょうね」
「そうかもね」
「興味はない感じですか?さては誰かいい感じの人ができたんでしょ?」
悪戯な笑みを浮かべながら私の方を見る彼女。まさか聖さんと契約結婚をしているとは口が裂けても言えない。
昼からの英気を養うが如く、私は後輩事務員と事務所近くのカフェでランチを食べてる最中だ。
「午前中、すごく忙しかったですね」
後輩事務員がそう言いながら、運ばれてきた出来立てほやほやの海老のトマトクリームパスタを一口頰張った。
「今日は一日、こんな感じかもね」
「なんか東條先生がうちの事務所に来てから忙しくなりましたよね」
「え? あ、うん。そうかもね」
不意打ちの彼女の“東條先生”発言に私は動揺をしてしまって思わず、熱々のチキンドリアを食べていた手を止めた。
「東條先生って、カッコ良くて人望も厚くてそのうえ仕事ができるパーフェクトな男性で。あのちょっとクールな感じもいい! ああいう人の彼女ってどんな人なんですかね? なんて、興味ありません?」
「あぁ、うーん、どうだろうね……」
「まぁ、あのレベルだと相手は家柄のいいお嬢様育ちの綺麗な方なんでしょうね」
「そうかもね」
「興味はない感じですか?さては誰かいい感じの人ができたんでしょ?」
悪戯な笑みを浮かべながら私の方を見る彼女。まさか聖さんと契約結婚をしているとは口が裂けても言えない。

