私たちはフードコートで休憩した。

「楽しかったー!!ありがとうね!・・・て、いうか大丈夫?」

私は、横にいる魚が干からびたような顔をしてる彼に声をかけた。

「大丈夫ではないな・・・。なんか買ってくるよ!今日付き合わせたお礼だから、私が払うね!」

「当たり前だろう!」

こういうときだけ反応する。

まぁ、いいか。そう言い、私は料理を頼みに行った。

10分後。

「お待たせ!ちょっと頼みすぎちゃった!」

「ちょっとじゃねぇだろ!?この量!!」

それは、炭水化物ばかりが揃っていた。

「一度になんでたくさんの炭水化物を頼む奴がいるか!?」

「あっ!調子戻ってきたね!」

ブチンッ

ん?今何かが切れる音がしたような・・・?

「お前、俺が怒らないと思ってるかもしれないが今日という今日は我慢の限界だ!!」

彼は、席を立ち走って行った。

私は、急いで追いかけようとしたがもう姿は見えなかった。

「足はやっ!!」

でも、今日は少し近づけたかな?

だって、怒ってるときなんでか知らないけど顔が真っ赤だったから。


(その頃の彼は・・・)

くそっ!あいつが戻ってくる前って時に気を抜かした自分が馬鹿だった。

だって、ショッピングしてるときいきなり笑顔になるもんだから!!

あぁ!!どうしたんだろう?近いうちに眼科に行かなくちゃ!

だって、あいつのとことを可愛いだなんて思うはずがない!