わからないけれど、絶対にああはなりたくない。
将来わたしがそうなる可能性があるのなら、そんなモンスターになってしまう前に死にたい。
心からそう思う。
これからどうするんだろう。この格好で掃除を続けるのは嫌だなあと考えていると、商店街の奥から赤い法被のおじさんがこっちに歩いてきた。
それを見て、有馬がわたしたちを振り返り微笑む。
「少し早いけど、今日はここまでにしよう」
「もう……? わたし、たいしたことしてないけど」
「1日ですべてをきれいにするのは難しいからね。何日かに分けてやることになってるんだ。それに、その格好で続けるのも困るだろ?」
「またそうやって……」
わたしの為にって言うのかと文句をぶつけようとしたけれど、有馬が手の平を見せるようにしてそれを止めてきた。
「ストップ。今日は早めに切り上げることは、もう代表の人に知らせてあるんだ。つまり決定事項だから、言い争うのはやめにしよう」


