明日死ぬ僕と100年後の君


まるで、じゃない。睨んでいるんだ。

あの有馬に睨まれている。

それを妙に心地よく感じながら、けれどしっかり傷ついている。


わたしはどこかがおかしいのかもしれない。

人として大事な部分が、欠けているのかもしれなかった。



「誰かのためなんて、そんなの嘘。意味のないボランティアで自己満足して、気持ちいい?」



止まらない。棘のびっしりはえた言葉が、有馬に向かって次々飛び出していく。

暴力みたいな嫌味に自分で顔をしかめた。でも一度放ってしまった言葉はもう元には戻せない。


わたしはいま、無意味に有馬を傷つけている。


どうしてこんなに腹が立つんだろう。

ここまで人に対してイライラしたことなんて、たぶんいままでなかった。

自分のことも他人のこともあまり興味がなくて、どうでもいいって冷めた目で見ていた。


みんな同じだって、思っていたから。

みんな自分勝手に必死になって、バカみたいだって。