元気いっぱいの一年生の笑顔はキラキラと眩しくて、わたしは頬を引きつらせながら「よろしく」と返した。
こちらもまた、苦手なタイプだった。
慈愛、熱血、元気。
どれも無気力なわたしには無縁で相容れない属性だ。
同じクラスにいても、絶対に友だちにはならない人種の人たちだとすぐにわかった。
「んじゃ、顔合わせすんだし、俺野球部の方行くわ」
紺色の野球帽をしっかりかぶって、柳瀬くんが立ち上がる。
座っている時もがっしりした体だと思ったけど、立つと予想よりさらに大きくてたじろいだ。
縦にも横にも、同い年とは思えないほど大きい。
聖人が細身だからか、並ぶと余計にそう感じた。
聖人が貧弱すぎるのかもしれない。
彼は前から見ても横から見ても、薄くてとても頼りない。
少し強く風が吹いたら、飛んでいってしまいそうだ。その時もきっと、背中にあの羽がはえるだろう。


