明日死ぬ僕と100年後の君


「別に……たいしたことじゃないよ。出さなきゃいけないプリントを、ずっと出してなかっただけ」

「えっ。それだけ?」


驚いたような聖人の反応に、大きくうなずく。

やっぱり「それだけ?」と、わたしじゃなくても思うんだ。


「そうだよ、それだけ。なのになんでこんなことになるかなぁ……」


確かに担任の飯塚先生には、何度も提出するように言われていた。

それをのらりくらり躱していたのはわたしだ。


けれどこのペナルティーはさすがに厳し過ぎやしないだろうか。

未提出のプリントがあることは、そこまで厳しく罰せられなければいけないことだろうか。


「ふぅん。……まあ、期間が伸びないように、とりあえず真面目に参加した方がいいんじゃないかな」


そう言って、聖人がプリントを1枚、差し出してくる。


「やってみると案外楽しいかもよ?」


いやいや、そんなわけないじゃん。

内心そう思いながら白い紙を受け取ると、そこには【入部届】と印字されていて、隣に(仮)と手書きで付け足されていた。