明日死ぬ僕と100年後の君




昼食後の眠気に船をこぎながら、美咲たちのおしゃべりを聞くともなしに聞いていた。

年上の彼氏がどうしたという話で、あの子いつの間に彼氏が変わったんだろうとぼんやり思う。

美咲はいまどうだっただろうか。

少し前は別のクラスに好きな男子がいると言っていたような気がするけれど、その後のことはよく覚えていない。


「ちょっといくる、聞いてるー?」

「んー……うん。だいたい聞いてる」

「あんたねぇ……」

「ごめん。飲み物買いに行ってくるわ」


むっとする美咲たちに謝って、ひとり購買に向かった。


教室を出ると、ため息がこぼれた。

友だちとの間に線を引いているせいか、それとも恋愛事に興味を持たないようにしているせいか、友人たちの会話はほとんどが耳を素通りしていく。

女子の話題は8割方が恋愛に関してなのだから仕方ない。